中小企業向け「新事業進出促進補助金」を分かりやすく解説!
「新しい事業に挑戦したいけど、資金が…」
そんな中小企業の皆さんを応援する補助金が登場しました!
「中小企業新事業進出促進補助金」について、どんな制度なのか、ポイントを絞ってご紹介します 。
1. どんな目的の補助金?
・ 中小企業が、今までの事業とは違う新しい分野や市場に進出したり、より付加価値の高い事業に挑戦したりするのを後押しします 。
・ 会社の規模拡大や生産性を上げて、最終的には賃上げにつなげることを目指しています 。
2. 誰が対象?
・ 日本国内に本社がある中小企業者が主な対象です 。
・資本金や従業員数の上限は業種によって異なります 。
・ 特定の組合や一部の特定事業者なども対象になる場合があります 。
注意点: 設立1年未満の会社、実質的に大企業とみなされる会社(みなし大企業)、特定の補助金を受けたばかりの会社などは対象外となる場合があります 。
3. いくらもらえるの?
・ 補助額は従業員数によって変わり、750万円から最大7,000万円です 。
・ さらに、大幅な賃上げを行う場合は、補助上限額が最大9,000万円まで引き上げられる特例もあります 。
・ 補助率は、対象となる経費の1/2です 。
4. どんな経費に使える?
・新しい事業に必要な機械装置やシステムの購入・構築費
・工場の建設や店舗の改修などの建物費
・ 技術導入費、知的財産権関連経費、外注費、専門家への謝金
・クラウドサービス利用費
・広告宣伝・販売促進費(ウェブサイト作成、展示会出展費用など)
ポイント: 機械装置・システム構築費か建物費のどちらかは、必ず経費に含める必要があります 。
5. 申請のポイント・注意点は?
・ 事業計画が重要: 新しい事業の内容、市場の新規性、成長性、実現可能性などを具体的に示す必要があります 。
・目標達成が必要: 補助事業終了後3~5年で、付加価値額や賃金(給与総額または一人当たり給与)を一定以上成長させる目標を立て、達成する必要があります
・目標未達の場合は、補助金の一部または全額返還となる可能性があります 。
・最低賃金要件: 事業所の最低賃金を、地域の最低賃金より常に30円以上高く保つ必要があります。これも未達の場合は返還の可能性があります 。
・ ワークライフバランス: 「一般事業主行動計画」を策定し、公表している必要があります 。
・GビズID必須: 電子申請システムでの申請となり、GビズIDプライムアカウントが必要です 。取得には時間がかかる場合があるので早めに準備しましょう 。
申請期間: 今回の公募は令和7年7月10日(木)18時までです 。
まとめ
「中小企業新事業進出促進補助金」は、意欲ある中小企業の新たな挑戦を力強くサポートする制度です。しっかりとした事業計画と目標達成へのコミットメントが求められますが、大きなチャンスにもなり得ます。 より詳しい条件や手続きについては、必ず公式の公募要領をご確認ください 。
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